2010/06/28

RemotionTECH Hyperフォークバルブ #2

RemotionTECH Hyperフォークバルブについてのザックリとした説明・その2 になります。
前回を読んでない方はRemotionTECH Hyperフォークバルブ #1から目を通して下さい。

今回の説明で使っている用語ですが基本的にRemotionで使用されている用語を使ってます。
こういうのって例えばメーカーによっても違ってて話が通じ難くなる原因の一つですよねぇ。
スロージェットとパイロットジェットとか、リバウンドだったりテンションだったり・・・


さて、そろそろ本題に、と。
あいかわらず端折れるトコロはおもいっきり端折っていきます。
簡単な絵でも描けたら分かり易いんですが〜
悲しいかな そんな道具もスキルも無く・・・ほぼ文字だけで頑張っていきます!


前回の最後で、このバルブで制御するのは圧側の減衰力のみだと書きました。
皆さんご存知のようにサスペンションはバネ・スプリングとダンパーで衝撃を吸収してます。
このバルブはFフォークの中のダンパーにあたる機構、さらにその中の圧縮側・フォークが縮む時に減衰力を発生する機構をリプレイスするパーツです。

フォークのダンパー、と言っても別に大した装置があるワケでも無いんです。
このバルブが効果を発揮する『ピストンロッド式』の場合ですが、
bolton_kita.jpg
この写真の真ん中に2本あるツバの付いたパイプ状のパーツ、パイプシート。
(シートパイプとか他にも色々名前があるようなんですが、パイプシートでいきます。)

で、このパイプシ−トはFフォークのアウターチューブ内にボルトで固定されています。
フォークの中にはオイルが入っているのは皆さんご存知だと思いますが、このパイプシ−トで仕切られています。
フォークは伸び縮みするのでパイプシ−トで仕切られた両側の部屋の容積もそれに伴って変化します。
パイプシ−トには穴が開けられていて、そこを通ってオイルは部屋を移動する事が出来るようになっています。
(ちなみにRemotionの説明に出てくる『オリフィス』と言うのはこの穴の事です。)
このオリフィスは小さな穴なのでオイルが通過するときにそこで抵抗を受けてしまいます。
この抵抗が減衰力というワケ、らしいです。
その抵抗はオイルが部屋間を移動する速度を遅くします、それはパイプシ−トで仕切られた部屋の容積の変化を遅くする事でもあり、フォークの伸縮も遅くします。


まぁ、よく言われるように水鉄砲と同じですね。
あ、プラのじゃないよコッチだよ。
水鉄砲の先っぽをバケツに浸けて水を吸い込んでる時のイメージですよ。


単純な機構ですが普通はこれで充分上手くいってるんです。
単純ってのは壊れ難くなるし軽くもなるし安くも作れる、悪い事じゃあないんですね。
第一まるっきりダメな物をメーカーが採用するワケも無し。


でも、不満な人も出てくるんですけどね(笑)

これは圧側減衰についてが多いようです。何故か?
サスが縮む方向への動きってホントに様々な状況がありますよね?
ブレーキを掛ける、コーナーを曲がる、ギャップに乗る・・・
サス自体の動きの早さを見て高速、低速、と分けたりするんですが、
そのどちらにも良いように対応するのは、やっぱり只の穴じゃ無理なんですよ。

例えばコーナリングの時にビシッとくる減衰力が得られる穴の大きさにしたとします。
すると今度はギャップに乗った時など、サスが早く大きく動く状況になると、
穴が小さすぎて流量が足らず=減衰が強過ぎでガッチガッチ、なんて事になります。

そんなワケでメーカーとしては低速側で減衰が不足するのは分かっていても、
高速側で減衰がキツ過ぎにならないようにするしかありませんよね。
だってフォークは『緩衝装置』なんだから。この仕事が第一!

って事で『ピストンロッド式』のフォークはどうしても圧側の減衰が弱い。
車種によっては圧側は全くかけていない、という事になってしまっています。


それならば!このパイプシートのオリフィスによる圧側減衰はキャンセルしてしまって、
新たに別の方法で圧側の減衰を制御してやろう、というのがこの『RemotionTECH Hyperフォークバルブ』なワケです。
valve_kit.jpg

伸び側はノーマルのままでもちゃんと減衰がかけられていて問題は無いらしいんですが、
このバルブを装着する事によって、圧側減衰の調整はバルブのセッティングで、
伸び側の調整はオイル粘度で、という感じで分けられるメリットも生まれます。


と、こんなあたりで今日はココまで。
うう、言葉だけで説明するのは難しいのぉ・・・ホントに知恵熱出そう。

つづく...
posted by tomita at 00:30 | Comment(3) | TrackBack(0) | バイク
この記事へのコメント
初めまして!JUNと申します。fu-chinさんの所から飛んできました!と言っても以前から何度か覗かせていただいてました。。

3MAのフォークバルブ、多くの方が待ち望んでいたブツですよね。自分も41πなのですが・・・XJRフォーク・・・落ち込んでいたときに一筋の光明が!!と言う訳でXJRバージョンの製作に一票を投じにやって参りました。何卒迷えるXJRフォーク使用者に救いの手を!
よろしくお願い致します。初めてのコメントでこんな不躾な内容、申し訳ございませんでした。

あと、自分もひっそりとブログをやっております。よろしければリンク張らせていただいてもよろしいでしょうか?
これからもちょくちょく遊びに伺います!
Posted by JUN at 2010年06月28日 01:52
わかりやすい! すばらしい!

#3に期待です! #8までいくんだっけ?これ(笑
(熱出てうなされますな)

勝手に説明文パクりました てへ
Posted by NARI at 2010年06月29日 00:01
>JUNさん
はじめまして!コチラこそよろしくおねがいします〜
あとでソチラにもご挨拶に行きます!
で、リンク、イイですねイイですね、是非お願いします〜

いやぁ、やっぱりお初の人が来てくれるのは嬉しいですね♪
なんかコメント釣るようなマネしちゃってスイマセン
でもコレはやっぱり生の声が必要なモンですから・・・

そして・・・ハイXJR一票入りました!
こんな辺ぴなトコロまで来て要望出してくれる人が居るって事は、
潜在的にでも需要があるハズだと強く強く伝えておきます〜


実際問題、使う車種は同じだしフォーク自体の太さも同じなので、
セッティングデータなどは3MA用にテストしている物から持ってこれるかも?
と、結構ハードルは低そうではあります。

が、そうは言っても特定車種の改造車用なんてニッチな物を商品化しろって話では、
俺らみたいなのが『いくら売れると思うよ〜』って言ったってしょせん外野ですから、
JUNさんのようにユーザーからの『欲しい!』って声が本当に重要なんですよね。
ありがとうございました!

他にはいないかなぁ?


>NARIさん
いやぁナカナカまとまりきらないです・・・
長文書いてると、俺何やってんだろ?って気分になってきたり(笑)
Posted by とみた at 2010年06月29日 03:59
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